安城百景

安城の風景とウキウキ美術館、そして仲間たち。画流三

「ウキウキ美術館24 水彩画 深紅のイヤリング (画流三)」

名城大学OB展が開かれます。

 

搬入日は5月26日(水)ですが、展示する4作品のうちの油絵2点ができていません。スケッチはたくさん描いていますので、多くの中から選べばいいのですが。

 

大学時代に前田という先輩がいました。先輩は普段全く部室に来ることはなく、展覧会の1週間前にふらっとやってきて、100号の板キャンバスを作ります。何をするかと思えば、一升瓶を取り出し酒を飲みながら、ゆっくりペンキで描き始めます。展覧会には100号二枚を出展されました。

真面目に絵を描き続けて出展される先輩もいるのに、何ていい加減なんだと思っていました。しかし、展覧会に来られた偉い先生みたいな人が、「前田君の絵はいいね」と話してみえるのを聞くと、コツコツと書いたってあまり意味はないとも考えました。それ以来、前田先輩を尊敬し、ぎりぎりまで描かずに展覧会が近づき、こんなに苦しんでいるわけです。

 

後輩たちには、僕を見習わないように。コツコツ書きなさいと。強く訴えたいです。

 

この水彩画は油絵の下絵というか、色の感じを確かめたものです。色塗りをやめてデッサンにこだわってきましたので、色を塗ることが変な感じがしていますが、何とかなるでしょう。

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